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マサラチャイ

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 我が家では、ぼくの朝のおつとめが二つあります。
 ゴミ捨てと、チャイをいれることです

 

 チャイの作り方はとっても簡単。

 必要なスパイスさえ揃えておけば、ちょっとしたインド料理屋さんよりおいしいチャイがつくれます。

 いろいろと遊んだり、工夫したりする余地があって、楽しい飲み物ですよ    

 

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 煮出したミルクティーがチャイ。
 それにスパイスを加えたものがマサラチャイと呼ばれています。

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 でも実際には、この二つを区別せずに、まとめて「チャイ」と呼ぶことが多いです。

 意識して区別する必要があるのは、チャイとマサラチャイの両方を出しているインド料理屋さんで注文するときとかですね。

 うちで毎日飲んでいるのはマサラチャイですが、このブログでは、マサラチャイはタイトルだけにして、本文ではチャイと書くことにします。

 チャイは格調の高いものではなくて、もともと庶民の飲み物です。
 好きなように自由に作ればよいもので、決まり切ったレシピはありません。

 

 ぼくは、3人の人からチャイの作り方を教えてもらいました。 

 以前通っていたヨガ教室の先生。 

 以前通っていたインド料理教室の先生。

 紅茶テイスターのミナちゃん。                                                    

 どのチャイもとってもおいしいのですが、作り方はかなり違います。 

 ですから、今回ご紹介するのは、際限なくあるチャイの作り方の一例だと考えてください。

 牛乳や砂糖を変えるだけでも、チャイの味がガラッと変わります。
 楽しみながら、自分好みの作り方を探してみてください。 

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 うちでは、マグカップでチャイを飲むので、←はマグカップで2杯分です。

 普通のティーカップだと4杯分くらいつくれます。

 砂糖はお好みで入れてください。 

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 うちで使っている材料をご紹介していきます。

 チャイでは、短時間で味やコクをしっかり抽出したいので、CTCと呼ばれる方法で製茶された、小さな粒状の紅茶が適しています。                                                         

 ぼくが個人的に一番好きな茶葉は、アッサムのハティマラ茶園のもの。

 紅茶販売専門のシルバーポットさんのネットショップで購入できます。  

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 砂糖は、「洗双糖」を使っています。種子島で、サトウキビを絞ってつくられているお砂糖です。  

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 牛乳は、タカナシの牛さんの顔が書かれているものを使っています。

 インド料理教室のペイズリーを主宰されている香取薫さんは、ぼくが尊敬する料理人の一人です。 

 教室で、パニール(インド風カッテージチーズ)をつくったときに、「いろいろな牛乳を試してみたけれど、タカナシの牛さんの顔の牛乳が一番うまくできた」と香取さんに教えていただきました。

 チャイでも、この牛乳を使うと、水っぽくならないので気に入っています。 

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 使うスパイスはこんな感じ。

 左から...シナモン、カルダモン、クローブです。

 以前は、3つのスパイスのびんを引き出しからだして、それぞれのフタを空け、それぞれ取り出して、それぞれのフタを閉め...
 とやっていたのですが、さすがにそれを毎朝やっていると、もう少し楽にできないものかと考えるようになりました。  

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 そこで IKEA で見つけたのが、この小物入れ。

 3種のスパイスをまとめて入れたので、フタの開け閉めは一回だけになりました

 裏側(右)にマグネットがついているので、冷蔵庫に張り付けています。

 3個セットで、1490円。
 残りの2個は使いみちが思いつかないので、現在遊んでいます

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 では、作り方。

 お鍋に水2カップ、紅茶葉小さじ大盛り2杯を入れて、中火にかけます。

 ちなみに、この小さなソースパンも、IKEA でチャイ用に買いました。 

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  シナモンを、パリンと折って加えます。  

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 次はカルダモン。

 カルダモンにはへたみたいなでっぱりのある部分(写真上)と、すこし丸みのある部分(写真下)があります。

 上が頭なら、下がお尻になります。 

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 カルダモンのサヤを爪で割るようにして、中にある黒い粒をとりだします。

 硬くて割れにくいときは、お尻の方から割るとやりやすいはずです。

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 サヤは、茶葉を煮ている鍋に加えます。

 とりだした黒い粒は、クローブと一緒にスパイスつぶしに。    

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 押しつぶす

 このスパイスつぶしは体重をのせやすいので、楽につぶせます。  

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 つぶしたら、茶葉を煮ている鍋に加えます。  

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 しょうがは、普通はこのくらい使っています。

 スパイスもそうですが、体調に合わせて量を調整してかまいません。

 たとえば、気温が低かったり、のどが痛かったり、胃がスッキリしなかったりする日はしょうがの量を増やしてみましょう。   

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 皮をむいたしょうがに包丁の腹をのせ、げんこをドスンを落とします。  

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 ペシャンコになったしょうが。

 これも茶葉を煮ている鍋に加えます。 

 ここでは叩きつぶしましたが、包丁でスライスしてももちろんかまいません。  

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 スパイスとしょうがを入れ終わって、少ししたらお湯が沸騰してくるはずです。

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 沸騰したら、牛乳を300cc加えます。 

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 砂糖を入れます。

 量はお好みで。 

 ぼくは甘い飲み物は苦手なのですが、チャイだけはかなり甘くした方が好きです。

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 スプーンでかき混ぜます。

 ヨガ教室の先生からは、時計回りに回すように教わりました。

 なぜ時計周り

 きっと、とっても大切な意味があるのでしょう 

 ぼくは、おいしいチャイになるおまじないだと思って、「おいしくなれ、おいしくなれ」と念じながら時計回しに回しています。

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 牛乳を入れてからは、鍋から目をはなせません。

 沸騰すると一気に吹きこぼれてしまいますから、吹きあがってきたところで火をとめます。

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 火をとめたら、ふたをして、3分間そのままにしておきます。  

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 3分たったら、茶漉しで漉してできあがり。

 これで、無事に朝のおつとめも完了です。

 ちなみに、ぼくの夜のおつとめは、寝ながら聞くCDをセットすることです。    

 

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