脂質2:脂肪の粒
前回お見せした脂質の分類図を、日常の食べものにあてはめてみましょう。
食べものの中の脂質がどんな分子のかたちをしているかチェックしてみましょう。
まず植物油を一滴とって、拡大してみると...
お肉やお魚の脂肪をちょこっと取って拡大してみても、やっぱり同じ。粒々が集まってできています。
ごはん粒が集まっておにぎりができるように、脂肪は小さな粒々が集まってできているのです。
今度は、粒々の中から一つだけ取り出して拡大してみてみましょう。
この粒はどういうかたちをしているかというと...
脂肪酸3本とグリセロールが集まってできています。
この「脂肪酸3本+グリセロール」が、脂肪とか中性脂肪とか呼ばれています。
ちなみに、グリセロールは、脂質をつくる分子の一種です。
食品中に含まれる脂質の9割以上が、この「脂肪酸3本+グリセロール」。つまり、脂肪(中性脂肪)です。
脂肪(中性脂肪)以外にはどんな脂質が食べものに含まれているかというと...
大豆や卵に多いレシチンは、「リン脂質」の仲間です。
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