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脂質10:脂肪酸構成いろいろ その5

 今回は、ちょっとユニークな植物油をいくつか。

25 この脂肪構成を見ると、特にユニークでもないし、どちらかと言うと平凡な内容です。
 ただ、グレープシード(ブドウの種子)は強力な抗酸化物質であるプロアントシアニジンの最高の供給源の一つです。
 それから絞られた油であるグレープシード油も、プロアントシアニジンを大量に含むことが評価されています。

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 サプリメント素材にもなる月見草油には、「ガンマ・リノレン酸」という、他の食材にはほとんど含まれていない貴重な脂肪酸がふくまれています。

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 こちらもサプリメント素材になるボラージ油。月見草油の2~3倍のガンマ・リノレン酸がふくまれています。
 ボラージ油は、青い星型の花が咲く、ルリチシャという植物の種子からとった油です。

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 亜麻仁(アマニ)油は、体内の脂肪酸バランスを整える上で重要なアルファ・リノレン酸を豊富にふくんでいます。
 サプリメント素材にもなるし、サラダのドレッシングなどにも利用できる植物油です。

 亜麻仁油の場合、良いのは、徹底的に品質管理にこだわって製造している会社がいくつもあるところです。
 欧米の医療機関で長年利用されて評価が確立しているものには、カナダの「フローラ社」や「オメガ・ニュートリション社」のアマニ油があります。
 こうした会社では、有機栽培の認定を受けて栽培された亜麻の実を原料に使い、製造のすべてのプロセスで、光、熱、酸素をできる限り油に触れさせない配慮がなされています。光、熱、酸素は、油を酸化させる3要素だからです。
 ベルトコンベアをユニットごと密閉するなどして、光と酸素をシャットアウトした上で、加熱は30度前後にとどめてゆっくり時間をかけて油をしぼり取ります。すべての工程で、化学物質は一切使われていません
 瓶詰めされた後の酸化も防ぐために、光を通さない容器が使われていますし、ボトル内で油と酸素が接触しないように不活性ガスを充填しています。
 ちなみに、大量生産の植物油の多くは、製造工程で200度以上の熱にさらされ、ヘキサン、カセイソーダ、活性白土などの化学物質が利用されるのが普通です。

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