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脂質16:短鎖脂肪酸と食物繊維

 大腸の細胞たちにとって主食と言える短鎖脂肪酸。
 その最大の供給源は、水溶性食物繊維です。

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 食物繊維には、大きく分けて二つのタイプがあります。
 水に溶けにくい難溶性タイプと、溶けやすい水溶性タイプです。

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 upwardright食物繊維のおもなメンバーたち。
 左側に名前が並んでいるのが難溶性、右側が水溶性です。
 難溶性食物繊維は、主に植物の細胞壁をつくる素材になっています。
 水溶性食物繊維は、植物の細胞の中でブヨブヨしている部分です。

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 食事からとられた食物繊維がどうなるか見てみましょう。
 まず、難溶性食物繊維から。

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 ヒトの消化管の中には、難溶性食物を消化する酵素はありません。
 そのため、難溶性繊維の大部分は、消化されないまま排泄されます。

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 そのときに、からだの中にいらないものを包み込んで、一緒に排泄する働きもあります。

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 さて、水溶性食物繊維はどうなるでしょう。

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 水溶性食物繊維を消化する酵素も、ヒトのからだの中にありません。ですから、消化されないまま大腸まで運ばれていきます。

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 大腸の中で水溶性食物繊維は、有益な腸内細菌(ビフィズス菌など)の働きで発酵し、分解されます。そして、短鎖脂肪酸がつくられるのです。

 短鎖脂肪酸は、腸内の有益菌にとっても重要な食糧になります。
 いろいろなかたちで、腸を元気にしてくれる短鎖脂肪酸。
 大腸の中を短鎖脂肪酸の豊かな海にするためには、水溶性食物繊維の豊富な食事をすることが大切です。ポイントとしては...

 豆料理をたくさん食べる。
 野菜・果物をしっかりとる。
 海藻を意識して食べる。

 中でも、毎日の料理の中に豆料理を増やしていくと、水溶性繊維の摂取量は格段に増えていきます。過去のブログ記事で豆のレシピをいろいろご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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