« 脂質23:不飽和脂肪酸のスタート | トップページ | 伊豆高原が気になります »

脂質24:不飽和脂肪酸の分子構造

 まず、飽和脂肪酸の分子構造からチェックしてみましょう。

8
  ミニサイズの飽和脂肪酸。

9  水素のお相手は1人、酸素は2人、炭素は4人というルールにそって原子がつながっています。

11_3  一か所だけ、ちょっと変わったつながり方をしています。

10_2  お互いに2本の手でつながっています。複数の手をもつ原子なら、こういうつながり方もアリなのです。

12_2  では、以上のお話をふまえて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違いを見てみましょう。
 飽和脂肪酸のまんなかあたりを切り取ってみると、こんな原子の並びになっています。

13  飽和脂肪酸の胴体は、どこをとってもこれと同じパターンでつくられています。炭素が一列に連なり、その両側に水素が整然と並ぶかたちです。

14  ここから、一部の水素がはずれることがあります。その結果、炭素には、お相手のいない手ができてしまいます。
 炭素は4人の相手と手をつながなければ安定しませんから、この状態では落ち着きません。
 どこかにいい人はいないのか??
 そこで、どうなるかというと...

15  なんだ、すぐ隣にいたじゃん!
 ということで、炭素同士が2本づつの手でつながりあって、無事に安定します。
 このかたちの結合が、「炭素二重結合」と呼ばれています。

16  炭素二重結合が一つでもある脂肪酸が、「不飽和脂肪酸」と呼ばれています。
 このイモムシは、オリーブ油などに多いオレイン酸。
 不飽和脂肪酸はこのように、二重結合の部分でからだが折れ曲がるかたちになります。

« 脂質23:不飽和脂肪酸のスタート | トップページ | 伊豆高原が気になります »

脂質」カテゴリの記事